(5月2日頃)
八十八夜 |
●立春から数えて88日目が八十八夜です。八十八夜は初夏の到来を告げる季節の変わり目で、種まきなど農作業の目安とされました。「米」の字を分解すると「八十八」になることから、八十八夜は稲作に従事する人々にとって特に重要な日とされてきました。
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(5月3日)
憲法記念日
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●1947年(昭和22年)5月3日、「日本国憲法」が施行されました。憲法記念日は「日本国憲法の施行を記念し、国の成長を期する」国民の祝日です。
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(5月4日)
みどりの日 |
●みどりの日は「自然に親しむとともにその恩恵に感謝し、豊かな心をはぐくむ」国民の祝日です。みどりの日は、1989年(昭和64年)から2006年(平成18年)までは4月29日でした。4月29日は生物学者であり自然をこよなく愛された昭和天皇の誕生日で、1989年1月7日に昭和天皇が崩御されたことを受け、4月29日を新たに国民の祝日とするために設けられた祝日でした。
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(5月5日)
こどもの日・端午
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●こどもの日は「こどもの人格を重んじ、こどもの幸福をはかるとともに、母に感謝する」国民の祝日です。こどもの日は、1948年(昭和23年)7月施行の祝日法によって制定されました。戦後の新しい時代の祝日制定のため、国民アンケートが行われ、女児の節句である上巳(3月3日)と、男児の節句である端午(5月5日)の両日を祝日に、という意見がありましたが、男女関係なく5月5日を「こどもの日」としたそうです。
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(5月第2日曜日)
母の日 |
●5月の第2日曜日は「母の日」。母への感謝の気持ちを表し、母親健在の人は赤いカーネーション、母を亡くした人は白いカーネーションを飾ります。
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(5月15日)
葵祭 |
●葵祭は、欽明天皇の時代・西暦567年、風水害による不作に対し朝廷が豊穣を祈願したのが始まりとされます。風水害は賀茂の神々の祟(たた)りであるとの占いから、皇子を勅使に立て、馬に鈴を付けて走らせ、賀茂神をあつく祭ると風雨がおさまり五穀は豊かに実り、国は安泰になったと伝えられています。嵯峨天皇の時代に皇女を祭りに奉仕させて以来、斎王が祭りの主宰となり、国家的な祭りとなりました。 |
(隔年・5月中旬)
神田祭 |
●神田祭は、東京の神田明神(神田神社)の祭礼で、日枝神社の山王祭(さんのうまつり)と交互に隔年で本祭・陰祭を行います。本祭は、丑、卯、巳、未、酉、亥の年になります。山王祭とともに、祭礼の行列が江戸城内に入ることを許され将軍上覧を得る「天下祭り」でした。日本三大祭り(京都の祇園祭、大阪の天神祭、神田祭または山王祭)にも数えられます。
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(5月中旬)
浅草 三社祭 |
●三社祭は、東京の浅草神社の例大祭です。毎年5月中旬の金・土・日に行われ、東京に夏の訪れを告げます。
浅草神社は舒明天皇11年(639年)の創建で、628年(推古天皇の36年)の浅草寺創設に関わった檜前浜成・竹成(ひのくまのはまなり・たけなり)兄弟、土師真仲知(はじのまつちのなかとも)の三人が祭られていることから「三社神社」「三社様」と呼ばれました。祭礼にも「三社祭」の名が付きました。 |